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薬剤師から

 患者さんにとって何より大切なことの一つは、ご自分に処方された薬の服用意義をきちんと知り、正しく使うことです。  
     
 たとえば、高血圧の患者さんの中には、頭痛や肩こりなどの自覚症状がなくなったからと、勝手に降圧薬をのむのをやめてしまったりする人がいます。  
     
 降圧薬をのむのは、血圧を正常範囲に保って、重大な病気を防ぐためなのに、これではいけません。薬局でお渡ししている薬の説明書『くすりの服用法とはたらき』を読んで、薬の服用方法、効果、使用上の注意等を理解して、正しく服用していただきたいと思います。  
     
 当院では、処方された全ての薬について、さまざまなチェックを行い、薬害の防止に努めています。もし、他の病院の薬をのんでおられる方、アレルギーのある方は、主治医か薬剤師にお申し出下さい。  
     
 薬局のカウンターの左側には、薬相談コーナーを設けていますので、いつでもご相談下さい。  
     
 また、ご希望の患者さんには、コンピューター制御の全自動錠剤分包機で、朝・昼・夕・ねる前と一包ずつにしており、飲み違えがなく大変便利です。 診察の際に主治医の先生にお申し出下さい。  
     

薬を飲むときの一般的な注意

 
  1. 飲み方・飲む量・飲む時間を守る
    薬の飲み方や飲む量は、症状や年齢、体格などいろいろなことを考えた上で決められていますので、原則として自分の判断で変えてはいけません。薬はたくさん飲めばよく効く、速く効くというものではありません。一部の例外を除いて、飲み忘れたからといって、次のときに2回分まとめて飲むようなことは絶対にやめましょう。
  2. 薬の形(剤型)にあった正しい飲み方を守る
    錠剤、カプセル剤、散剤などは、コップ1杯の水かぬるま湯で服用します。水の量が少ないと薬の吸収が遅くなり、期待する効果が現れにくくなりますし、カプセル剤などは食道にひっかかって、その部分に炎症や潰瘍ができる恐れがあります。液剤はよく振ってから、1回量を計量カップなどに移して飲むようにしましょう。
  3. 飲み合わせ(相互作用)に注意する
    別々の病院でもらった薬は医師に相談してから飲むようにしましょう。また、病院でもらった薬と薬局で買った薬を一緒に飲む場合も同じです。薬の組み合わせによっては、期待通りの効果が現れなかったり、思わぬ副作用が出たりすることがあります。
  4. 他人の薬を飲まない
    家族や友人が医師から出してもらった薬でよく効いたものがあると、それを分けてもらって服用する人がいます。これは絶対にやめて下さい。医師から処方された薬はその方だけの薬です。
  5. 薬の保管
    高温、湿気、直射日光
    の3つを避けることが基本です。車の中や湿度・温度が高い台所や洗面所などでの保管は避けましょう。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
     

薬と食事の関係

 
 一般的に、薬に「食後服用」の指示が多いのは、薬と食事を関連付けることにより、飲み忘れを防止したり胃の負担を軽減させるためです。  
     
 しかし何らかの理由で食事が摂れなかった場合、どうすればよいのか? たとえば1日3回の食事の中で、多忙なため朝食が摂れなかったら、どうすればよいのか?  
     
 薬の中でも、血糖降下薬やインスリンは食事の影響を最も受けやすく、食事が摂れなかった時の対処の方法を、あらかじめ医師と相談しておきましょう。  
     
 通常、血糖降下薬以外の薬は、食事を摂らなくても決まった時間に服用してかまいません。医師から薬が処方されたら、まず規則正しい生活を心がけ、決められた時間にきちんと服用することが大切です。  
     
 飲み忘れた場合の対処については、薬局の窓口でお尋ねください。  
   
   
一般的な服用時間  
食後 食後30分頃に服用する。
食前 食事の30分前頃に服用する。
食直前 食事を始める前に服用する。
食間 食後2時間頃に服用する。
頓服 食事に関係なく症状がある時に服用する。
 
   
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