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消化器外科

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消化器外科について

ご挨拶

外科は、日本外科学会外科専門医制度修練施設、日本消化器外科学会専門医修練施設に認定されており、高度な専門的治療を行っています。現在スタッフは9名で、各臓器の専門医が地域の患者さんにとって最良の医療を提供しています。
呉共済病院は、県指定の「がん診療拠点病院」として、がんの専門的治療を行っています。消化器外科のがん担当領域は、食道、胃、十二指腸、小腸、大腸などの消化管、肝臓・胆道・膵臓などが主なものです。
また地域の2次救急病院として、急性胆嚢炎、急性虫垂炎、鼠径ヘルニア陥頓などの腹部良性急性疾患に対して緊急手術を行っています。
当科の治療方針は、消化器内科・病理診断科・放射線科等の医師およびメディカルスタッフが集まるカンファレンス(キャンサーボード)で決定し、その内容を患者さん・ご家族に丁寧に説明しています。
当院は高齢の手術患者さんに対するケアが充実しています。呉市民の高齢化に伴い、入院患者さんも高齢化していますので、栄養サポートチーム、呼吸リハビリチーム、摂食嚥下チーム、口腔ケアチーム、運動リハビリチームなどのチーム医療が手術患者さんをサポートする体制が整っています。
外科集合写真

診療内容

消化器外科では、消化管(食道、胃、十二指腸、小腸、大腸)や肝臓・胆道・膵臓などの悪性腫瘍に対する手術や化学療法を行っています。また、腹腔内や腹壁に発生した肉腫などの希少がんに対しても治療(手術、化学療法、放射線治療など)を行っています。化学療法の治療法選択のため、がんゲノム医療機関への紹介も行っています。
胆石胆嚢炎、急性虫垂炎、鼠径ヘルニアなどの良性疾患に対する手術を行っています。

診療方針

各種診療ガイドラインに沿って、それぞれの患者さんの病態・病状に応じて治療を行っています。以下に主な疾患の治療方針を示します。

食道癌

Stage 0食道癌に対しては、内視鏡的切除、手術、化学放射線療法の中から治療法を選択しています。Stage I食道癌に対しては、手術、化学放射線療法より治療法を選択しています。Stage II、III食道癌に対しては、術前化学療法または術前化学放射線療法を行ってから手術を行います。手術が困難な場合は,化学療法と放射線療法を併用した(または単独の)治療を行っています。

胃癌

StageⅠ~Ⅱの胃癌に対しては低侵襲手術である腹腔鏡下胃切除術を行っています。高度リンパ節転移や周囲臓器浸潤が疑われる進行胃癌に対しては、周術期化学療法と手術を組み合わせた集学的治療を行い、予後向上を目指しています。他臓器転移を伴うstageⅣ胃癌においても、化学療法と免疫チェックポイント阻害剤や分子標的薬の併用により根治切除(conversion手術)が可能となる症例も見られるようになっています。

大腸癌

早期癌だけでなく進行癌に対しても腹腔鏡手術を行っており、その割合は年々増加しています。近年大腸癌に対する化学療法の効果は目覚ましく、他臓器転移を伴うStageⅣ症例に対しても、積極的な化学療法と転移巣切除を行い、根治を目指しています。腸閉塞で発症した大腸癌に対しては、従来は緊急手術で人工肛門を造設することが一般的でしたが、最近は消化器内科と協力して術前に内視鏡的に大腸ステントを留置し、腸閉塞が改善してから手術を行うことにより人工肛門造設を回避しています。

肝胆膵癌

肝臓癌(肝細胞癌・肝内胆管癌)に対しては、肝機能・進行度に応じて肝切除、薬物療法を行っています。胆道癌・膵臓癌に対しては、術前・術後化学療法を併用しつつ、根治を目指して積極的に切除手術を行っています。適応をしっかりと判断したうえで、低侵襲で整容性に優れた腹腔鏡下膵尾側切除、腹腔鏡下肝切除も施行しています。

胆石症・胆嚢炎

有症状の胆石症、経過観察が必要となる胆嚢壁肥厚などに対して、腹腔鏡下胆嚢摘出術を行っています。急性胆嚢炎に対しては、ガイドラインに沿って、当日・翌日までに緊急での腹腔鏡下胆嚢摘出術を行う方針としています。

虫垂炎

急性虫垂炎に対しては緊急で腹腔鏡下虫垂切除術を行う方針としています。限局した腹腔内膿瘍を形成している場合は、緊急手術もしくは抗菌剤先行投与(待機的手術)を選択します。

鼠径ヘルニア

弱くなった腹壁をメッシュで補強する手術を行っています。腹腔鏡下ヘルニア修復術と鼠径部切開法によるヘルニア修復術があり、症例に応じて術式を選択しています。

実績(2022年度)

手術症例
臓器 疾患 2019年度 2020年度 2021年度 2022年度
食道 悪性 2 1 1 3
良性 1 1 1 (1) 1
悪性 42 (13) 38 (10) 38 (14) 27 (10)
良性 4 5 (1) 2 (1) 2
十二指腸 悪性 2 3 2 2
良性 4 (1) 3 5 (4) 2
小腸 悪性 1 5 (1) 3 3
良性 34 (3) 32 (1) 30 44 (3)
虫垂 悪性 4 (2) 1 0 1
良性 52 (36) 47 (32) 27 (24) 37 (31)
結腸 悪性 46 (21) 52 (23) 52 (25) 44 (26)
良性 18 (1) 21 (2) 22 (1) 16 (2)
直腸 悪性 24 (13) 18 (14) 26 (19) 23 (17)
良性 3 2 2 (1) 1
悪性 23 11 5 15 (1)
良性 1 (1) 0 1 (1) 1 (1)
悪性 9 4 7 6
良性 104 (83) 111 (101) 114 (101) 95 (83)
悪性 17 16 (2) 5 (1) 11 (2)
良性 2 0 0 0
肛門 7 (1) 19 11 5
1 0 0 0
乳腺 29 33 38 36
鼠径 68 (35) 65 (24) 72 (43) 81 (44)
腹壁 12 (2) 10 12 11
甲状腺、副甲状腺 5 9 6 1
その他 16 (5) 17 (2) 9 (2) 12 (1)
局麻手術 128 101 80 95
合計 659 (217) 625 (213) 571 (238) 575 (222)
緊急手術 149 (62) 158 (73) 149 (77) 130 (64)

( )内は鏡視下手術

症例カンファレンス(キャンサーボード)

消化器カンファレンス

消化器内科医師、病理診断科医師、外科医師、放射線科医師、看護師、臨床検査技師との間で症例検討(画像診断、病理診断、治療方針選択)を行っています。

乳腺カンファレンス

病理診断科医師、外科医師、放射線科医師、臨床検査技師、看護師との間で症例検討(画像診断、病理診断、治療方針選択)を行っています。

ご挨拶

外科は、日本外科学会外科専門医制度修練施設、日本消化器外科学会専門医修練施設に認定されており、高度な専門的治療を行っています。現在スタッフは9名で、各臓器の専門医が地域の患者さんにとって最良の医療を提供しています。
呉共済病院は、県指定の「がん診療拠点病院」として、がんの専門的治療を行っています。消化器外科のがん担当領域は、食道、胃、十二指腸、小腸、大腸などの消化管、肝臓・胆道・膵臓などが主なものです。
また地域の2次救急病院として、急性胆嚢炎、急性虫垂炎、鼠径ヘルニア陥頓などの腹部良性急性疾患に対して緊急手術を行っています。
当科の治療方針は、消化器内科・病理診断科・放射線科等の医師およびメディカルスタッフが集まるカンファレンス(キャンサーボード)で決定し、その内容を患者さん・ご家族に丁寧に説明しています。
当院は高齢の手術患者さんに対するケアが充実しています。呉市民の高齢化に伴い、入院患者さんも高齢化していますので、栄養サポートチーム、呼吸リハビリチーム、摂食嚥下チーム、口腔ケアチーム、運動リハビリチームなどのチーム医療が手術患者さんをサポートする体制が整っています。
外科集合写真

診療内容

消化器外科では、消化管(食道、胃、十二指腸、小腸、大腸)や肝臓・胆道・膵臓などの悪性腫瘍に対する手術や化学療法を行っています。また、腹腔内や腹壁に発生した肉腫などの希少がんに対しても治療(手術、化学療法、放射線治療など)を行っています。化学療法の治療法選択のため、がんゲノム医療機関への紹介も行っています。
胆石胆嚢炎、急性虫垂炎、鼠径ヘルニアなどの良性疾患に対する手術を行っています。

診療方針

各種診療ガイドラインに沿って、それぞれの患者さんの病態・病状に応じて治療を行っています。以下に主な疾患の治療方針を示します。

食道癌

Stage 0食道癌に対しては、内視鏡的切除、手術、化学放射線療法の中から治療法を選択しています。Stage I食道癌に対しては、手術、化学放射線療法より治療法を選択しています。Stage II、III食道癌に対しては、術前化学療法または術前化学放射線療法を行ってから手術を行います。手術が困難な場合は,化学療法と放射線療法を併用した(または単独の)治療を行っています。

胃癌

StageⅠ~Ⅱの胃癌に対しては低侵襲手術である腹腔鏡下胃切除術を行っています。高度リンパ節転移や周囲臓器浸潤が疑われる進行胃癌に対しては、周術期化学療法と手術を組み合わせた集学的治療を行い、予後向上を目指しています。他臓器転移を伴うstageⅣ胃癌においても、化学療法と免疫チェックポイント阻害剤や分子標的薬の併用により根治切除(conversion手術)が可能となる症例も見られるようになっています。

大腸癌

早期癌だけでなく進行癌に対しても腹腔鏡手術を行っており、その割合は年々増加しています。近年大腸癌に対する化学療法の効果は目覚ましく、他臓器転移を伴うStageⅣ症例に対しても、積極的な化学療法と転移巣切除を行い、根治を目指しています。腸閉塞で発症した大腸癌に対しては、従来は緊急手術で人工肛門を造設することが一般的でしたが、最近は消化器内科と協力して術前に内視鏡的に大腸ステントを留置し、腸閉塞が改善してから手術を行うことにより人工肛門造設を回避しています。

肝胆膵癌

肝臓癌(肝細胞癌・肝内胆管癌)に対しては、肝機能・進行度に応じて肝切除、薬物療法を行っています。胆道癌・膵臓癌に対しては、術前・術後化学療法を併用しつつ、根治を目指して積極的に切除手術を行っています。適応をしっかりと判断したうえで、低侵襲で整容性に優れた腹腔鏡下膵尾側切除、腹腔鏡下肝切除も施行しています。

胆石症・胆嚢炎

有症状の胆石症、経過観察が必要となる胆嚢壁肥厚などに対して、腹腔鏡下胆嚢摘出術を行っています。急性胆嚢炎に対しては、ガイドラインに沿って、当日・翌日までに緊急での腹腔鏡下胆嚢摘出術を行う方針としています。

虫垂炎

急性虫垂炎に対しては緊急で腹腔鏡下虫垂切除術を行う方針としています。限局した腹腔内膿瘍を形成している場合は、緊急手術もしくは抗菌剤先行投与(待機的手術)を選択します。

鼠径ヘルニア

弱くなった腹壁をメッシュで補強する手術を行っています。腹腔鏡下ヘルニア修復術と鼠径部切開法によるヘルニア修復術があり、症例に応じて術式を選択しています。

実績(2022年度)

手術症例
臓器 疾患 2019年度 2020年度 2021年度 2022年度
食道 悪性 2 1 1 3
良性 1 1 1 (1) 1
悪性 42 (13) 38 (10) 38 (14) 27 (10)
良性 4 5 (1) 2 (1) 2
十二指腸 悪性 2 3 2 2
良性 4 (1) 3 5 (4) 2
小腸 悪性 1 5 (1) 3 3
良性 34 (3) 32 (1) 30 44 (3)
虫垂 悪性 4 (2) 1 0 1
良性 52 (36) 47 (32) 27 (24) 37 (31)
結腸 悪性 46 (21) 52 (23) 52 (25) 44 (26)
良性 18 (1) 21 (2) 22 (1) 16 (2)
直腸 悪性 24 (13) 18 (14) 26 (19) 23 (17)
良性 3 2 2 (1) 1
悪性 23 11 5 15 (1)
良性 1 (1) 0 1 (1) 1 (1)
悪性 9 4 7 6
良性 104 (83) 111 (101) 114 (101) 95 (83)
悪性 17 16 (2) 5 (1) 11 (2)
良性 2 0 0 0
肛門 7 (1) 19 11 5
1 0 0 0
乳腺 29 33 38 36
鼠径 68 (35) 65 (24) 72 (43) 81 (44)
腹壁 12 (2) 10 12 11
甲状腺、副甲状腺 5 9 6 1
その他 16 (5) 17 (2) 9 (2) 12 (1)
局麻手術 128 101 80 95
合計 659 (217) 625 (213) 571 (238) 575 (222)
緊急手術 149 (62) 158 (73) 149 (77) 130 (64)

( )内は鏡視下手術

症例カンファレンス(キャンサーボード)

消化器カンファレンス

消化器内科医師、病理診断科医師、外科医師、放射線科医師、看護師、臨床検査技師との間で症例検討(画像診断、病理診断、治療方針選択)を行っています。

乳腺カンファレンス

病理診断科医師、外科医師、放射線科医師、臨床検査技師、看護師との間で症例検討(画像診断、病理診断、治療方針選択)を行っています。

スタッフ紹介

  • 消化器外科

    甲状腺外科

    医師

    副院長
    外科部長
    がん診療外科系センター部長
    安全管理対策室長

    田原 浩

    たはら こう

  • 消化器外科

    甲状腺外科

    輸血科

    医師

    手術部部長
    外科統括部長
    輸血科部長

    布袋 裕士

    ほてい ひろし

  • 消化器外科

    甲状腺外科

    医師

    内視鏡外科部長

    坂部 龍太郎

    さかべ りゅうたろう

  • 消化器外科

    甲状腺外科

    医師

    消化器外科部長

    中島 亨

    なかしま あきら

  • 消化器外科

    甲状腺外科

    医師

    外科医長

    桒田 亜希

    くわだ あき

  • 消化器外科

    甲状腺外科

    医師

    外科医長

    村尾 直樹

    むらお なおき

  • 消化器外科

    甲状腺外科

    医師

    外科医員

    瀬尾 信吾

    せお しんご

  • 消化器外科

    甲状腺外科

    医師

    外科医員

    吉良 孝之

    きら たかゆき

  • 消化器外科

    甲状腺外科

    医師

    外科医員

    久原 佑太

    くはら ゆうた

外来診療担当医表

月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日
午前診療 田原 布袋 中島 坂部 桒田
坂部 中島 桒田 田原 布袋
重松
(乳腺)
村尾 網岡
(乳腺)
村尾
専門外来(午前)       (ストーマ外来)  

月・火・水・木・金(手術日)
水 (乳腺手術日)
第2・4月曜日 重松(乳腺)
第3火曜日 13時00分~14時00分/消化器がん緩和ケア外来

Access交通アクセス

〒737-8505 広島県呉市西中央2丁目3番28号

  • 電車でお越しの方

    JR呉線・呉駅下車 徒歩約7分

  • バスでお越しの方

    広島電鉄バスをご利用ください。
    呉駅前より呉駅前のりば9番・10番より宝町中央循環線へ乗車、「呉共済病院前」下車

  • お車でお越しの方

    立体駐車場(病院建物より道路を隔てて正面、24時間・267台収容可・有料)
    陸橋にて直接病院に入ることができます。
    身障者用駐車場(敷地内・救急部横)
    ※使用については防災センターまでお申し出ください。

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